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J-GLOBAL ID:200902260841196680   整理番号:08A0240084

wnt4遺伝子の発現阻害を介するWntシグナルのMM-1による負の調節

Negative regulation of the Wnt signal by MM-1 through inhibiting expression of the wnt4 gene
著者 (6件):
資料名:
巻: 314  号:ページ: 1217-1228  発行年: 2008年04月01日 
JST資料番号: B0313A  ISSN: 0014-4827  CODEN: ECREAL  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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著者らは新規c-Myc結合蛋白質MM-1がc-MycのE-ボックス依存転写活性を転写コリプレッサーTIF1β/KAP1により抑制し,c-fms遺伝子がこの経路に関わるターゲット遺伝子であると報告した。また,白血病やリンパ腫でしばしば見られるMM-1でのA157R突然変異がc-Mycに対するMM-1のすべての抑制活性を無効にすると報告し,MM-1が新規の腫瘍サプレッサーであると指摘した。本研究ではさらにMM-1のターゲット遺伝子を同定するために,DNAマイクロアレー分析でMM-1ノックダウン細胞および元の細胞での遺伝子発現レベルを比較して,Wnt-β-カテニン経路のメンバーであるwnt4遺伝子をMM-1のターゲット遺伝子として同定した。wnt4遺伝子の発現レベルの増加,β-カテニンの蓄積と細胞質と核への移行,およびWnt-β-カテニン経路のターゲット蛋白質であるTCF/Lef-1のアップレギュレーションがMM-1ノックダウン細胞で観察された。wnt4遺伝子プロモーターの様々な欠損構成物を用いたレポーターアッセイはMM-1が転写開始部位から数えて-286から-229の範囲を認識すると示唆し,MM-1複合体がこの領域に結合することを免疫沈澱とゲルシフト分析により観察した。さらに,Egr-1とMM-1がこの領域に結合し,両蛋白質は互いにwnt4遺伝子のプロモーター活性をダウンレギュレートすることを観察した。c-myc遺伝子はWnt-β-カテニン経路のターゲット遺伝子であるため,これらの観察はMM-1が二重機構によりc-Mycを阻害していると示唆した。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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細胞生理一般 
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