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J-GLOBAL ID：200902260985332545   整理番号：09A0840721

テトラチアフルバレン(TTF)伝導体における水素結合援助自己ドーピング

Hydrogen-Bonding-Assisted Self-Doping in Tetrathiafulvalene (TTF) Conductor

著者 (5件)： KOBAYASHI Yuka (Waseda Univ., Tokyo, JPN) ,  YOSHIOKA Mayu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SAIGO Kazuhiko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  HASHIZUME Daisuke (RIKEN (Inst. of Physical and Chemical Res.), Saitama, JPN) ,  OGURA Takashi (Waseda Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 131  号： 29  ページ： 9995-10002  発行年： 2009年07月29日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： テトラチアフルバレン-2-カルボン酸(重)アンモニウムを合成した。電気伝導率2×10^-4S/cm(300K)を求めた。TTF^・+ラジカルが観測され,拡散反射(紫外可視吸収スペクトル)およびESRとあわせて塩生成に際し自己ドーピングによりキャリアが生成すると推定した。¹H NMRおよびUB3LYP/6-31G^*レベルの密度汎関数法計算とあわせて,ポテンシャルエネルギー面に基づきプロトン化に続く電子移動によるラジカル生成機構を推定した。X線回折により結晶構造を決定した。一次元水素結合および短いS...S結合を含む超分子アレイ構造をもち,TTF積層構造を経由する半導体と考えられる。電気伝導率は顕著な同位体効果を示し,水素結合が電子伝導に影響することを確かめた。

シソーラス用語： *オレフィン化合物 ,  *硫黄複素環化合物 ,  カルボン酸塩 ,  化学合成 ,  電気伝導率 ,  プロトン化 ,  ラジカルイオン ,  ドーピング ,  反射スペクトル ,  ESR【磁気共鳴】 ,  陽子磁気共鳴 ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  電子移動 ,  結晶構造 ,  X線回折 ,  水素結合 ,  積層構造 ,  *電子構造 ,  半導体 ,  同位体効果 ,  密度汎関数法 ,  *テトラチアフルバレン誘導体 ,  オートドーピング
準シソーラス用語： 拡散反射スペクトル ,  自己ドーピング

分類 (5件)： 非金属化合物に見られる電子伝導  (BM03034D) ,  複素環式化合物の結晶構造  (BK08030Q) ,  ジオキソール,オキサチオール,ジチオール  (CF07079K) ,  分子の電子構造  (BH05010Q) ,  分子・遺伝情報処理  (JE15040B)

物質索引 (1件)： Δ^2,2′-ビ[1,3-ジチオール]-4-カルボン酸

タイトルに関連する用語 (5件)： テトラチアフルバレン ,  TTF ,  水素結合 ,  援助 ,  自己ドーピング