文献

J-GLOBAL ID：200902261026187753   整理番号：08A0912849

イネの低温での発芽能力を制御する主要な量的形質遺伝子座であるqLTG3-1の分子的同定

Molecular identification of a major quantitative trait locus, qLTG3-1, controlling low-temperature germinability in rice

著者 (6件)： FUJINO Kenji (HOKUREN, Hokkaido, JPN) ,  SEKIGUCHI Hiroshi (HOKUREN, Hokkaido, JPN) ,  MATSUDA Yasuyuki (HOKUREN, Hokkaido, JPN) ,  SUGIMOTO Kazuhiko (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  ONO Kazuko (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  YANO Masahiro (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 34  ページ： 12623-12628  発行年： 2008年08月26日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 穀物の安定な収穫の向上に役立つ量的形質遺伝子の研究の一環として,イネの低温での発芽能力を調節している遺伝子であるqLTG3-1のクローニングを試みた。qLTG3-1は機能が未知の蛋白質をコードしており,種子の発芽において胚に強く発現していることが分かった。また,qLTG3-1の発現は胚を覆う組織の空胞形成に厳密に連動していることも分かった。これによって組織が脆弱になり,発芽する芽に対する機械的抵抗が少なくなることを示した。この様な機構は単子葉植物と双子葉植物の両方で見られることも示唆した。

シソーラス用語： イネ ,  *遺伝子座 ,  *量的形質遺伝子座 ,  低温 ,  *発芽 ,  遺伝子クローニング ,  液胞 ,  形態形成 ,  単子葉植物 ,  細胞内分布 ,  プロモーター領域 ,  アミノ酸配列 ,  遺伝子発現 ,  電子顕微鏡観察 ,  真正双子葉類 ,  分子遺伝現象
準シソーラス用語： 双子葉植物 ,  *qLTG3-1遺伝子座 ,  空胞形成

分類 (2件)： 遺伝子の構造と化学  (EC02020U) ,  発生,成長,分化  (EH02030U)

タイトルに関連する用語 (6件)： イネ ,  低温 ,  発芽 ,  能力 ,  量的形質遺伝子座 ,  分子的同定