抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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排水中の非イオン界面活性剤の除去を目的として,身近に得られる土壌を用いる除去方法について検討した。3種の土壌の成分,粒度,SEM写真,比表面積などを調べて使用した。これらの土壌を水分散液を用いてろうと内に充填し,その上から界面活性剤溶液を添加して吸引ろ過する方法(充填吸引ろ過法)で,種々の濃度(20-200ppm)のポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(NP10,NP15,NP20)の水溶液を処理した。その結果,界面活性剤の濃度が低いほど除去効果が高く,いずれの土壌においても95%以上の除去率が得られ,濃度と吸着量との間には20-200ppmの範囲ではFreundlich式が適合した。また,非イオン界面活性剤のEO付加モル数が増加するに伴い除去率は低下する傾向がみられた。本法では環境中に放出されるような低濃度の溶液において高い除去効果が得られた。(著者抄録)