抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究ではテーブルチルト型5軸機によるテーパコーン加工で,5軸機の幾何誤差を評価するための適切な工作物の配置について検討した。始めに工作物の位置と各送り軸の動作の関係を明らかにし,次に工作物の位置と幾何誤差による加工精度の関係について明らかにした。これにより得た主な知見を次に示した。1)工作物の位置や傾きにより各軸の移動量が変化し,5軸機の幾何誤差に起因する加工精度も変化する場合があること,2)真円度への影響に関して工作物の位置・サイズに対する依存性で幾何誤差を以下の4つに大別できること,a)パラメータ非依存・影響なし,b)パラメータ非依存・影響あり,c)D,W
y依存,d)D,W
y,W
z依存,3)傾斜角15°に比べて75°の方が真円度に対する幾何誤差の影響が大きく,幾何誤差の評価に適していること,4)全軸を動作させるように直進軸の必要最小移動量を満足した工作物の配置により,ほとんどの幾何誤差の影響を測定でき,評価の対象にできること。