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J-GLOBAL ID：200902261257680550   整理番号：09A0152445

強いスピン-軌道結合極限におけるMott絶縁体:Heisenbergから量子コンパスおよびKitaev模型へ

Mott Insulators in the Strong Spin-Orbit Coupling Limit: From Heisenberg to a Quantum Compass and Kitaev Models

著者 (2件)： JACKELI G. (Max-Planck-Inst. Festkoerperforschung, Stuttgart, DEU) ,  KHALIULLIN G. (Max-Planck-Inst. Festkoerperforschung, Stuttgart, DEU)
資料名： Physical Review Letters  (Physical Review Letters)
巻： 102  号： 1  ページ： 017205.1-017205.4  発行年： 2009年01月09日 
JST資料番号： H0070A  ISSN： 0031-9007  CODEN： PRLTAO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 強いスピン-軌道結合をもつMott絶縁体における磁気相互作用を考察した。三重縮退t_2g準位の単一正孔と磁性イオンで構成する系を分析した。強い相対論的スピン-軌道結合がスピンと軌道自由度を局所的に縺れ合いにさせる場合を詳しく論じた。このよな系に対する超交換理論を定式化して,通常のHeisenberg形相互作用のほかに,低エネルギーハミルトニアンとして,量子コンパス模型のような一層エキゾチックなスピン模型が得られた。このようなMott絶縁体にKitaevが提案した厳密解が得られる模型を組み込む方法を示唆した。この理論を異常に大きい強磁性モーメントをもち,弱強磁性を示す絶縁性イリジウム化合物Sr₂IrO₄に適用し,その起源を説明した。

シソーラス用語： スピン-軌道相互作用 ,  強い相互作用 ,  *誘電体 ,  Heisenberg模型 ,  正孔 ,  イオン ,  磁気モーメント ,  強磁性 ,  超交換相互作用 ,  酸化物 ,  *弱い強磁性 ,  イリジウム化合物 ,  ストロンチウム化合物 ,  からみ合 ,  *Mott-Hubbard絶縁体
準シソーラス用語： *Mott絶縁体 ,  量子コンパス模型

分類 (2件)： 酸化物結晶の磁性  (BM06050E) ,  金属-絶縁体転移  (BM02110T)

タイトルに関連する用語 (6件)： スピン-軌道結合 ,  極限 ,  Mott絶縁体 ,  量子 ,  コンパス ,  Kitaev模型