抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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草木染めに使われる植物葉それぞれ特有の色素を持ち,フラボノイド色素(黄色系),アントシアニン色素(赤色系),クロロフィル(緑色系),タンニン(褐色系)などである。種々の植物を用い草木染めを行い,媒染液による染め上がりの色を確かめた。線量となる植物はタマネギの皮,ヨモギ,タンポポ,サクラ(葉,樹皮,花),ラベンダー(茎,葉,花),クリのいが,松ぼっくりなどがある。媒染剤は色素と線維の親和性を強め,染めたときの発色にも影響する。ここでは媒染剤としてアルミ媒染,銅媒染,鉄媒染を用い,それぞれ色合いを確かめた。アルミ媒染では黄色みが鮮やかになり,銅媒染ではアルミ媒染に比較して色が濃くなり茶色を帯びてきた。鉄媒染では黒みがかってきた。媒染剤として用いられるツバキの灰の成分分析も行った。