抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2007年能登半島地震のK-NET穴水・JMA輪島における強震記録から粘性土地盤の非線形性状を推定した。その結果得られたせん断係数は採取試料に対する間隙水圧を考慮した土質試験の結果と良い一致を示した。K-NET穴水およびJMA輪島の強震観測サイトからの採取資料に対する3軸繰返し試験における過剰間隙水圧比は繰返し歪の増加と共に上昇し,最終的に0.5に達した。この検討で推定された本震による過剰間隙水圧比は穴水で0.4,輪島では0.3程度であり,シルト質粘土や有機質粘土においても地震時の間隙水圧上昇によるせん断剛性の低下が生じる可能性を示している。