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J-GLOBAL ID：200902262049560660   整理番号：08A0428000

改良されたshift-and-add法によるEdgeworth Kuiperベルト天体(EKBO)の深天空探査

A Deep Sky Survey of Edgeworth Kuiper Belt Objects with an Improved Shift-and-Add Method

著者 (6件)： YAMAMOTO Naotaka (Tokyo Univ. Sci., Tokyo) ,  KINOSHITA Daisuke (Graduate Univ. Advanced Studies, Kanagawa) ,  KINOSHITA Daisuke (National Astronomical Observatory, Tokyo) ,  FUSE Tetsuharu (National Astronomical Observatory of Japan, HI, USA) ,  WATANABE Jun-ichi (National Astronomical Observatory, Tokyo) ,  KAWABATA Kiyoshi (Tokyo Univ. Sci., Tokyo)
資料名： Publications of the Astronomical Society of Japan  (Publications of the Astronomical Society of Japan)
巻： 60  号： 2  ページ： 285-291  発行年： 2008年04月25日 
JST資料番号： G0279A  ISSN： 0004-6264  CODEN： PASJA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2001年2月22日と25日にMauna Kea山頂の8.2mすばる望遠鏡に装着したSuprime-Cam(主焦点カメラ)を用いて太陽系外縁領域の小天体探査を実施した。天空全体の1.4deg²を覆う7つの範囲を走査した。5つの範囲は近似的に25.0のR等級限界で観測されたが,残りの2つの範囲(天空の0.4deg²範囲)は26.0のR等級限界に達する非常に深い画像を持つ。探査を促進させるために改良されたshift-and-add法に基づいて未知の天体を検出する効率的計算機コードを展開した。この方法の妥当性は,我々の初期分析で検出された2つのEKBO(2001DM₁₀₈と2001DN₁₀₈)がうまく位置づけられたという事実で確かめられた。この計算機コードを用いて,2001DM₁₀₈と2001DN₁₀₈に加えて,2001DO₁₀₈,2001DP₁₀₈,2001DQ₁₀₈の3つの新しいEKBOを発見した。この探査では,26.0のR等級限界で観測した天空の0.4deg²範囲内で全体で14個のEKBO(5個は発見で9個は検出)の検出に成功した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *太陽系外縁天体 ,  反射望遠鏡 ,  天体カメラ ,  計算機コード ,  離心率 ,  軌道要素 ,  データ解析 ,  CCDカメラ
準シソーラス用語： R等級 ,  エッジワース・カイバーベルト天体 ,  すばる望遠鏡

分類 (1件)： 惑星  (DB04020E)

引用文献 (23件)：

• Bernstein, G. M., Trilling, D. E., Allen, R. L., Brown, M. E., Holman, M.,& Malhotra, R.2004, AJ, 128, 1364
• Chiang, E. I.,& Brown, M. E.1999, AJ, 118, 1411
• Dones, L.1997, ASP Conf. Ser., 122, 347
• Edgeworth, K. E.1943, J. Br. Astron. Assoc., 53, 181
• Edgeworth, K. E.1949, MNRAS, 109, 600

タイトルに関連する用語 (2件)： Kuiperベルト天体 ,  探査