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J-GLOBAL ID:200902262168963579   整理番号:08A0700002

アジアモンスーン気候下の低温落葉樹林呼気CO2の生態系スケール炭素同位体比

Ecosystem-scale carbon isotope ratio of respired CO2 in cool-temperate deciduous forests under Asian monsoon climate
著者 (9件):
資料名:
巻: 113  号: G2  ページ: G02015  発行年: 2008年06月06日 
JST資料番号: C0294A  ISSN: 0148-0227  CODEN: JJGRDA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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生態系呼吸の炭素同位体比(δ13CR)はグローバルな炭素収支における同位体質量収支モデルの重要なパラメタである。北米とヨーロッパの温帯林における最近の研究は,δ13CRが,光合成の炭素同位体分別におけるガス交換と付随した変化の気孔によるの調節によって制御されることを示した。このモデルでは,δ13CRは,飽差(vpd)と降水量(すなわち,植物による水利用性)に依存する。筆者等は,日本モンスーン気候域の2つの冷温落葉樹林で,δ13CRの月および年の変動とその制御因子を調査した。キーリングプロットによるアプローチが,δ13CRの変動を評価するのに使用された。全体として,δ13CRは-24.1‰から-29.7‰で変動し,晩夏と秋に最も低かった。変動振幅は,森林内で2.0‰から2.2‰であった。異常に少ない降水量(通常の63%)の1996年には,δ13CRはサンプリングの7日前に測定されたvpdと毎月の降水量と相関し,気孔調節モデルに基づく予測と一致した。対照的に,1995年のδ13CRはvpdと降水量に敏感でなく,気温とはっきりと相関し,土壌炭素の易分解および難分解プールの分解と呼吸への新たな光合成由来炭素の利用性の変動に関連している温度によるコントロールを示す。光合成の区別よりむしろ従属栄養呼吸の変動が,通常に近いレベルの降水量の筆者らの森林におけるδ13CRを支配する主要因のようである。アジアモンスーン域の温帯林中におけるδ13CRと生態系レベルでの区別を用いることで,今後の予測モデルをよりよく規定するために筆者等の研究の結果が利用できる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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水圏・生物圏の地球化学 

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