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J-GLOBAL ID:200902262706089906   整理番号:09A1131906

ヒト癌抑制因子TIG3およびHRASLS2のリン脂質代謝酵素としての特徴付け

Characterization of the human tumor suppressors TIG3 and HRASLS2 as phospholipid-metabolizing enzymes
著者 (5件):
資料名:
巻: 1791  号: 12  ページ: 1114-1124  発行年: 2009年12月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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タザロテン誘導性蛋白質3(TIG3)およびHRAS様抑制因子ファミリー2(HRASLS2)は癌抑制活性を示し,レクチンレチノールアシルトランスフェラーゼ(LRAT)蛋白質ファミリーに属する。いずれもLRATファミリーのメンバーであるCa2+非依存性N-アシルトランスフェラーゼおよびH-rev107(他の癌抑制因子)はリン脂質代謝に関連した触媒活性を有することが最近報告されたため,ヒトH-rev107とともにヒトTIG3およびHRASLS2における酵素活性の可能性について調べた。TIG3,HRASLS2およびH-rev107の精製した組換え蛋白質はCa2+非依存的にホスホリパーゼ(PL)A1/2として働き,その最大活性はそれぞれ0.53,0.67および2.57μモル/分/mg蛋白質であった。それらの蛋白質は種々のホスファチジルコリン(PC)およびホスファチジルエタノールアミン(PE)に活性を示し,ほとんどの基質に対しPLA1活性の方がPLA2活性より高かった。加えて,HRASLS2はN-アシル-PEを形成するためPEのN-アシル化を,PCを形成するためリゾPCのO-アシル化を触媒した。TIG3およびH-rev107は比較的低速度でN-アシル化およびO-アシル化を触媒した。さらに,これら3種の蛋白質はヒト組織で異なる発現特性を示した。これらの結果から,癌抑制因子TIG3,HRASLS2およびH-rev107は異なる生理的役割でリン脂質代謝に関係していることを示唆した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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脂質の代謝と栄養  ,  酵素一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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