文献

J-GLOBAL ID：200902262807138452   整理番号：09A0445715

アンチロールダンパを用いた空気ばね式車体傾斜車両の振動抑制(曲線競合区間の高速曲線通過)

Vibration Suppression of Car-Body Tilting Vehicle Using Air Springs with Anti-Roll Damper (High-Speed Curving on the Section Overlapped with Vertical Curve)

著者 (5件)： 齋藤充 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  相馬仁 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  谷藤克也 (新潟大 大学院自然科学研究科) ,  石井工 (JR東日本) ,  梶谷泰史 (JR東日本)
資料名： 日本機械学会論文集 C編  (Transactions of the Japan Society of Mechanical Engineers. Series C)
巻： 75  号： 752  ページ： 919-926  発行年： 2009年04月25日 
JST資料番号： F0045B  ISSN： 0387-5024  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 円曲線中に縦曲線が存在する区間(曲線競合区間)では,空気ばね式車体傾斜車両が高速で通過する際,車体の左右振動も増大することが確認されている。本報では,その現象について解析モデルを用いた走行シミュレーションにより検討する。その結果,曲線競合区間では,上下遠心力の作用と車体傾斜による左右空気ばねのばね定数のアンバランスによって,ロール振動が生じ,車体左右振動増大の原因となることが確認された。次いで,車体・アンチローリング装置間へのダンパの付加による振動抑制を提案し,その効果を検討した結果,曲線競合区間の車体振動を低減させ,乗り心地を向上させる可能性が示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *ダンパ ,  空気ばね ,  *振り子式車両 ,  *防振 ,  曲線路 ,  行為 ,  解析モデル ,  シミュレーション ,  横揺れ ,  乗り心地 ,  走行
準シソーラス用語： *アンチロールダンパ ,  曲線競合区間 ,  高速度走行

分類 (1件)： 鉄道車両設計  (QH02010K)

引用文献 (14件)：

• 1) SATO I. Outline of Series 261 Limited Express Diesel Train-Development of Tilting Vehicle Using Air Springs-. R & m. (2000) vol.8, no.2, p.29-34.
• 2) HORIUCHI M. Outline of Type E 954 High-Speed Shinkansen Test Train in JR East. R & m. (2006) vol.14, no.1, p.19-25.
• 3) TANAKA M. Outline of Next Generation Vehicle "Series N700" for Through Operation on Tokaido and Sanyo Lines. R & m. (2007) vol.15, no.6, p.4-9.
• 4) IWANAMI K. Effort at Improving Ride Comfort. JR EAST Technical Review. (2006) vol.14, p.30-33.
• 5) OGASAWARA M. Direction of Research and Development for Shinkansen of Next Generation and FASTECH 360. JR EAST Technical Review. (2006) vol.15, p.16-27.

タイトルに関連する用語 (5件)： 空気ばね ,  車体傾斜車両 ,  振動抑制 ,  曲線 ,  競合