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J-GLOBAL ID：200902262995948547   整理番号：08A0334761

2006年夏季に周防灘西部海域で発生したKarenia mikimotoi赤潮

著者 (2件)： 江藤拓也 (福岡県水産海洋技術セ) ,  俵積田貴彦 (福岡県水産海洋技術セ)
資料名： 福岡県水産海洋技術センター研究報告  (Bulletin of Fukuoka Fisheries and Marine Technology Research Center)
号： 18  ページ： 107-112  発行年： 2008年03月 
JST資料番号： L0161B  ISSN： 0919-2468  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2006年夏季に周防灘西部海域でKarenia mikimotoiによる赤潮が発生すると同時に顕著な貧酸素水塊が形成され,一部の天然魚介類が斃死する漁業被害が生じた。本種の初期増殖期は,高水温・低塩分かつ貧酸素水塊が形成されやすい周防灘南西部沿岸域であり,赤潮発生の1つの要因である貧酸素水塊形成に降水量が目安となることが確認された。7月上旬に小規模な赤潮が形成された後,中旬の強風が福岡県沿岸域の成層を崩壊し,周防灘全域にK.mikimotoiの分布域が拡大し,大規模な赤潮が形成されたと推測された。(著者抄録)

シソーラス用語： *渦鞭毛虫類 ,  *赤潮 ,  水塊 ,  *酸素欠乏水 ,  環境被害 ,  夏 ,  栄養塩類 ,  珪藻類 ,  *植物プランクトン ,  藻類 ,  福岡県 ,  瀬戸内海 ,  海域
準シソーラス用語： *Karenia mikimotoi ,  渦鞭毛藻類 ,  漁業被害 ,  周防灘 ,  微小藻類 ,  *貧酸素水塊

分類 (3件)： 動植物被害  (SB02090E) ,  プランクトン  (FH02050R) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A)

引用文献 (7件)：

• 江藤拓也・長本篤: 周防灘広域共同調査. 福岡県水産海洋技術センター事業報告, 平成18年度, 252-262(2006).
• 田森裕茂・その他: 西部瀬戸内海におけるGymnodinium nagasakienseの初期出現域とその環境特性. 日本水産学会誌, 57, 2179-2186(1991).
• 小泉喜嗣・その他: 西部瀬戸内海におけるGymnodinium nagasakienseの増殖域の環境特性と分布拡大機構. 海の研究, 3, 99-110(1994).
• 神薗真人・江藤拓也・荒田敞生: 豊前海の貧酸素水塊形成と降水量との関係. 福岡県水産海洋技術センター研究報告, 平成5年度, 第1号: 217-224(1993).
• 飯塚昭二・入江春彦: 大村湾におけるGymnodinium 赤潮発生と海底水無酸素化現象との関連. 日本Ìブランクトン学会報, 16, 99-115(1969).

タイトルに関連する用語 (4件)： 夏季 ,  周防灘 ,  海域 ,  赤潮