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J-GLOBAL ID：200902264074591360   整理番号：09A0282449

Pathfinder Network Scalingによる手続き的説明文の記憶表象表現の試み

Using Pathfinder network scaling to illustrate memory representation of procedural text

著者 (2件)： 望月正哉 (日本大 大学院文学研究科) ,  内藤佳津雄 (日本大 文理)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 108  号： 427(TL2008 50-59)  ページ： 33-37  発行年： 2009年01月30日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では手続き的説明文の記憶表象をPathfinder Network Scaling(PFNET)により表現することを試みた。32名の参加者は実演あり/なしの2条件でブロックの組立て作業を文章から学習し,文章の関係性を評価する文章評価課題と,理解度を測定する作業実行課題を行った。その結果,実演あり条件の参加者は,作業課題を成績は高かったが,PFNETによる表象表現では作業の連接性の学習が表現されていないなど,解釈が難しい点も多く,言語的には一貫性のある表象は構築されていないことが示唆された。一方で,実演なし条件の参加者は,作業の理解成績は高くなかったが,組立て部品ごとに分かれたネットワークが形成されたことから,言語的な記憶表象として提示文の近接性や組み立ての違いが学習され,一貫性のあるものが構築されたものと考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： 文章 ,  言語理解 ,  記憶 ,  *知識表現 ,  タスクパフォーマンス ,  認知科学 ,  多変量解析
準シソーラス用語： *説明文書 ,  読解 ,  *文章理解 ,  知識構造 ,  課題成績 ,  概念構造 ,  理解度 ,  認知過程

分類 (1件)： 人工知能  (JE08000Z)

引用文献 (14件)：

• 綿井雅康. 説明と文章表現. 説明の心理学 説明社会への理論・実践的アプローチ. 2007, 65-79
• KINTSCH, W. Comprehension : A paradigm for cognition. 1998
• MILLS, C. B. Procedural text : Predictions of importance ratings and recall by models of reading comprehension. Discourse Processes. 1993, 16, 3, 279-315
• SCHVANEVELDT, R. W. Network structures in proximity data. The Psychology of Learning and Motivation : Advances in Research and Theory. 1989, 24, 249-284
• SCHVANEVELDT, R. W. Pathfinder associative networks : Studies in knowledge organization. 1990

タイトルに関連する用語 (5件)： 手続き ,  説明文 ,  表象 ,  表現 ,  試み