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J-GLOBAL ID:200902264261298111   整理番号:09A1252107

カルシウム依存性細胞膜修復はm-あるいはμ-カルパインを必要とするが,カルパイン3,プロテアソーム,あるいはカスパーゼを必要としない

Calcium-dependent plasma membrane repair requires m- or μ-calpain, but not calpain-3, the proteasome, or caspases
著者 (10件):
資料名:
巻: 1793  号: 12  ページ: 1886-1893  発行年: 2009年12月 
JST資料番号: B0207A  ISSN: 0005-2728  CODEN: BBBMBS  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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機械的に損傷した細胞膜は,カルバイン仲介皮質細胞骨格リモデリングに少なくとも部分的には依存すると思われる急速なカルシウム依存性再シール形成を受ける。m-及びμ-カルパインの両方に存在する非触媒性の小サブユニットであるCapns1を欠く細胞は,カルシウム仲介の再シール形成を受けない。しかしながら,これらのカルパインのどちらが修復に必要であるのか,あるいは,他の主要サイトゾルプロテイナーゼが関係しているかどうかは知られていない。アイソザイム選択的siRNAを用いて,マウス胚線維芽細胞系においてm-及びμ-カルパイン各々の触媒サブユニットであるCapn1あるいはCapn2の発現を低下させ,両活性の実質的減少が,細胞のスクレイプ(scrape)損傷後のカルシウム仲介生存を損なうために必要であることを示した。Capn3を欠くマウス由来の骨格筋管を用いて,ニードルスクラッチあるいはレーザー損傷後の筋線維鞘の再シール形成の消失を示すことができなかった。Capn3ノックアウトマウスから分離した筋線維もまた,レーザー損傷を効率的に修復した。温度感受的E1ユビキチンリガーゼ,あるいは特異的プロテアソーム阻害剤であるラクタシスチンを発現する細胞系のどちらかを使用して,損傷後のカルシウム仲介生存に及ぼすプロテアソームの作用を示すことは不能であった。さらに,いくつかの細胞透過性カスパーゼ阻害剤は,それほど生存を低下させたり膜修復を阻害したりできなかった。これまでの研究と共に纏めると,m-及びμ-カルパインが損傷細胞膜の修復を促進できることを結果は示した。細胞膜修復の初期事象におけるカルパイン3,プロテアソーム,あるいはカスパーゼの関与に対する証拠は存在しなかったが,この研究は,細胞膜修復を損傷後の適応的リモデリングとリンクすると思われる下流事象におけるこれらの関与を排除しない。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生体膜一般  ,  酵素一般 

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