抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
ヒジキ養殖において,種苗としたヒジキ幼体の付着器を主枝収穫後も養殖ロープ上に残し,その付着器から形成される新しい主枝を何回も収穫できる養殖の開発を試み,8月と翌年の6月に2回収穫でき,多回収穫型養殖の可能性が示された。また,ヒジキ天然群落に付着器を残し,茎と主枝の部分だけを養殖種苗とした養殖方法も開発した。養殖種苗としたヒジキの茎から付着器が再生され,天然資源への影響を最小にした種苗の確保が可能であることが示された。再生された付着器は伸長してロープへ付着し,翌年の収穫対象となる新たな主枝を形成する茎が多数そこから形成され,多回収穫型養殖が可能であることをも示した。さらに,養殖ロープに付着して汚損するマコンブに対する対策を研究した。養殖ロープの淡水処理を行うと,マコンブの付着が起きなかった。