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J-GLOBAL ID：200902264532783169   整理番号：08A0338890

有機1-Dナノチャネルに取込まれるTEMPO(2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシル)の分子動力学および配向のESR研究

ESR study of molecular dynamics and orientation of TEMPO included in organic 1-D nanochannel

著者 (5件)： KOBAYASHI Hirokazu (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  UEDA Takahiro (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MIYAKUBO Keisuke (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  EGUCHI Taro (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  TANI Atsushi (Osaka Univ., Osaka, JPN)
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 10  号： 9  ページ： 1263-1269  発行年： 2008年03月07日 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジニルオキシル(TEMPO)ラジカルおよび2,2,6,6-テトラメチル-1-ピペリジン(TEMP)混合物の,トリス(o-フェニレンジオキシ)シクロトリホスファゼン(TPP)結晶の有機1-Dナノチャネルへの取込みを研究した。常磁性TEMPOラジカルは過剰のTEMPにより希釈され,その結果ナノチャネル中にTEMPO分子が遊離した。これらの包接化合物(TEMPO/全ゲスト化合物=0.017および0.15)の分子動力学および配向を調べるため,温度依存ESRスペクトルを測定した。112Kから室温の温度範囲では,スペクトルは明らかに温度に依存した。この温度依存性は一軸回転により解釈することができた。すなわちTEMPO分子が分子配向によりチャネル軸回りで一軸回転を受けることを意味し,ここではニトロキシド基中のNO結合がチャネル軸に対して垂直である。この一軸回転の活性化エネルギーを4.5±0.3kJ/molと見積もった。

シソーラス用語： チャネル ,  *分子動力学 ,  *配向 ,  *ESR【磁気共鳴】 ,  一次元 ,  *取込 ,  常磁性 ,  *包接化合物 ,  温度依存性 ,  一軸 ,  回転 ,  ニトロキシド

分類 (2件)： 分子構造と性質の実験的研究  (CB01020I) ,  分子化合物  (CE02000C)

物質索引 (3件)： 2,2,6,6-テトラメチルピペリジン ,  2,2-(1,2-フェニレンビスオキシ)-4,4-(1,2-フェニレンビスオキシ)-6,6-(1,2-フェニレンビスオキシ)-1,3,5,2,4,6-トリアザトリホスホリン ,  TEMPO

タイトルに関連する用語 (6件)： ナノチャネル ,  TEMPO ,  分子動力学 ,  配向 ,  ESR ,  研究