文献

J-GLOBAL ID：200902264636438943   整理番号：09A0234940

ジルコノセン-ヘキサペンタエン錯体の可逆的なハプトトロピー移動

Reversible Haptotropic Shift in Zirconocene-Hexapentaene Complexes

著者 (8件)： SUZUKI Noriyuki (RIKEN, Saitama, JPN) ,  HASHIZUME Daisuke (RIKEN, Saitama, JPN) ,  YOSHIDA Hajime (Saitama Inst. of Technol., Saitama, JPN) ,  TEZUKA Meguru (Saitama Inst. of Technol., Saitama, JPN) ,  IDA Keisuke (Saitama Univ., Saitama, JPN) ,  NAGASHIMA Sayoko (Saitama Univ., Saitama, JPN) ,  CHIHARA Teiji (RIKEN, Saitama, JPN) ,  CHIHARA Teiji (Saitama Univ., Saitama, JPN)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 131  号： 6  ページ： 2050-2051  発行年： 2009年02月18日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： π電子系配位子の混合配位子・有機金属錯体での配位構造変化(ハプトトロピー移動)について,ジルコノセン-ヘキサペンタエン錯体に着目し,構造的な特性化により検討した。Cp₂Zr(PMe₃)₂と1,1,6,6-テトラキス(4-置換)-1,2,3,4,5-ヘキサペンタエン(置換基:4-エチルフェニル,tert-ブチル)との溶液内配位子交換反応では,置換基の種類に応じて<2,5-ビスアルキリデン配位のシクロペンタ-3-イン二座配位錯体(2分子のホスフィンが脱離)とヘキサペンタジエンのη²-配位π錯体(1分子のホスフィン配位子が残存)を生成し,両者は可逆的に相互転換する(可逆的なハプトトロピー移動)。このη²-クムレン錯体と1-金属環化ペンタ-3-イン錯体のハプトトロピー的な相互転換の機構と様相を推測し,tert-ブチルイソシアニドの挿入反応との関連についても考察した(Cp=η⁵-C₅H₅)。

シソーラス用語： *ジルコノセン ,  *アルケン ,  *異性化 ,  分子構造 ,  シクロペンタジエニル錯体 ,  ホスフィン錯体 ,  挿入反応 ,  配位構造

分類 (2件)： 第4族,第5族元素の錯体  (CE01070U) ,  有機第4族・有機第5族元素化合物  (CF09054V)

物質索引 (5件)： 1,1,6,6-テトラキス(4-エチルフェニル)ヘキサン-1,2,3,4,5-ペンタエン ,  1,1,6,6-テトラ-tert-ブチルヘキサン-1,2,3,4,5-ペンタエン ,  3,5-ビス[ビス(4-エチルフェニル)メチレン]-4-ジルコナシクロペンタ-1-イン ,  tert-ブチルイソシアニド ,  トリメチルホスフィン

タイトルに関連する用語 (2件)： ジルコノセン ,  錯体