抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大気の様々な気象現象は,日々の天気予報などでみられる気象衛星の雲分布画像で,台風,梅雨前線など代表的な現象を日常的に見ることができ,我々の生活に密着したものになっている。一方に於いて,海洋現象に目を向けると,1990年代から衛星観測による海面水温,海面高度,海色などの海表面の高解像度データが得られるようになってきた。本文では,海洋大循環モデルを用いた準全球高解像度渦解像シミュレーションの概要を,3次元的な可視化例を交えて紹介した。渦解像海洋シミュレーションでは水平解像度は0.1度,赤道付近では約10kmの格子に設定し,鉛直方向は6,065mを54層に分割,表層を5m,最深層は330mと変動の激しい表層の鉛直解像度を高くした。1950年から現在までの海洋過去再現シミュレーションでは,東部熱帯太平洋の海面水温が平年値より高温になるエルニーニョ現象や,インド洋の熱帯域の海面水温偏差に東西の二極構造があらわれるインド洋ダイポール現象など,気候変動を通じて我々の日常生活に影響がある代表的な海洋の経年変動現象をイベントのタイミングや振幅を含めよく再現していた。