抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ディジタル映像機器においてはカラーマネージメント技術等で色再現に関して十分な管理が成されている。しかしながら,製品には色再現に対して許容範囲があり,厳密な意味での色再現を合わせることはできない。ディジタルビデオカメラにおいても同じ機種であったとしても,個々のカメラにおけるセンサーやカラーフィルタ等の個体差によって色再現が異なることになる。ステレオ視や複数のカメラの撮像映像を並べて表示するシステム等では,厳密な意味での色調整が不可欠となる。本稿では,ディジタルビデオカメラを対象に厳密な意味での色調整を行う方法を与える。色調整を行う複数のカメラにおいて,いずれかのカメラの色再現を基準とする方法であり,色再現を厳密に行うこととは異なることを留意されたい。提案する方法では,カメラで取得されるRGB成分に対して色空間変換を施し,変換空間において成分別ヒストグラムマッチングを行う。提案法により異なるカメラ間の色調整が良好に成され,さらに,色調整のためのカメラ間の色変換則が,変換則を導く際に用いるテスト画像の図柄・照明条件に依存しないことを明らかにする。(著者抄録)