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J-GLOBAL ID:200902265134612288   整理番号:09A0486498

低品質な火山岩砕石のコンクリート用骨材への利用可能性-粗骨材の力学的基準について-

著者 (2件):
資料名:
巻: 17  号:ページ: 7-14  発行年: 2009年03月25日 
JST資料番号: L1872A  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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コンクリート用の粗骨材に用いられることが少ない低品質な火山岩について,コンクリート骨材への利用可能性を検討した。火山岩砕石が低品質と評価されるコンクリート骨材のJIS規格の妥当性を実験的に再検討した。粗骨材の力学的基準値には,普通コンクリートの領域では強度,高強度コンクリートの領域では強度とヤング率が重要である。本研究では,粗骨材の力学的基準値を理論的に明らかにした。その結果,1)火山岩においては,吸水率と力学的物性値の相関は悪く,吸水率≧3.0%であっても,力学的に優良な火山岩は多い。2)コンクリート内の粗骨材の破壊条件について,力学的モデル式を提案した。3)普通コンクリート用の粗骨材なら,本モデル式より圧縮強度が65MPa程度で十分である。4)高強度コンクリートではモルタルの強度とヤング率から,本モデル式を用いて粗骨材に必要な強度とヤング率を算定し,それに見合った岩石を選定するとよい,などが分かった。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
モルタル,コンクリート  ,  骨材 
引用文献 (18件):
  • 経済産業省製造産業局住宅産業窯業建材課編: 平成17年砕石統計年報、経済産業統計協会、pp. 8-28(2005)
  • 衣笠善博・山崎晴雄・大沢穣: 秋田--山形地域活構造図、地質調査所 (1981)
  • スキンナー、B. J.: 地球資源学入門、共立出版、pp. 145-155(1990)
  • L. ドラー マントアニ: コンクリート骨材ハンドブック、技術書院、pp. 75-101(1978)
  • 日本工業規格: コンクリート用砕石及び砕砂、JIS A 5005、日本規格協会 (1993)
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