抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「テーブルコーディネート」授業の学習効果を高める授業展開の方法を検討する目的で,本年度初めて実施された「テーブルコーディネート」の授業内容について,学生の興味と理解度を調査し,学生が育った家庭の食卓環境とあわせて考察した。受講前の「テーブルコーディネート」の知名度は高かったが,実際にテーブルコーディネートを行った経験は低かった。学習への興味と意欲は高かった。受講後の授業内容への興味はインビテーションカード以外50%以上を示したが,理解度は「どちらともいえない」と回答した割合が高く,授業時間と実技内容の不足が示唆された。また,家庭における食卓環境は,テーブルコーディネートに関する興味とテーブルで用いる食具やリネン類の利用率は低く,行事食の実施状況を五節供でみた場合「桃の節供」は66.1%と比較的高いが,七夕の節供と重陽の節供は低くかった。今後,理解度を向上させて学習効果を高めるためには,学生の育った食卓環境の現状を把握し,授業内容の時間配分を検討するとともに,五感を駆使した体験型学習の充足が重要であると考えられた。(著者抄録)