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J-GLOBAL ID：200902265278639229   整理番号：08A0775940

日本における主な飼料作物(2)-暖地型牧草-

著者 (1件)： 蝦名真澄 (農業技術研究機構 畜産草地研)
資料名： 畜産の研究  (Sustainable Livestock Production and Human Welfare)
巻： 62  号： 8  ページ： 875-880  発行年： 2008年08月01日 
JST資料番号： G0644A  ISSN： 0009-3874  CODEN： CKNKAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 沖縄の畜産の発展を支えてきた暖地型牧草の種類に注目して,その植物としての特性,利用の歴史,品種育成の経緯,品種の特徴などを紹介した。ギニアグラスはアフリカを原産とし,遺伝資源の利用などによる新品種開発の可能性を有し,沖縄の気候風土に適している。ローズグラスはC4イネ科植物で,沖縄の気候条件では永続性に乏しいものの,繊細な茎葉は乾草利用に適する。ディジィットグラス(パンゴラグラス)は南アフリカ原産で,低温耐性や耐霜性に優れた永続性のある品種であるが,種子稔性の問題が利用の妨げとなっている。ブラキアリアグラス(シグナルグラス)は栽培の歴史が浅いが,痩せて乾燥した酸性土壌でも生育し,適切な条件ではギニアグラスに匹敵する高い収量を示す。

シソーラス用語： *粗飼料 ,  *牧草 ,  イネ科牧草 ,  沖縄県 ,  ギニアグラス ,  ローズグラス ,  メヒシバ属 ,  作物収量 ,  イネ科 ,  育種 ,  Urochloa decumbens ,  Digitaria decumbens
準シソーラス用語： Brachiaria decumbens ,  シグナルグラス ,  パンゴラグラス

分類 (2件)： 粗飼料  (FD07020H) ,  飼料作物,草地  (FC03050J)

引用文献 (4件)：

• Muir JP, Jank L (2004) Guineagrass ほか, “Warm-Season (C4) Grasses”(ED. Moser LE, Burson BL, Sollenberger LE), No.45 AGRONOMY, American Society of Agronomy, Madison Wisconsin.
• 幸喜香織ら (2006) ギニアグラス新品種「パイカジ」の育成. 沖縄県畜産研究センター研究報告, 44号
• 長利真幸, 守川信夫ら (2005) 黒毛和種子牛へのトランスバーラ給与効果 (1) 黒毛和種子牛へのトランスバーラの乾物摂取量と消化特性, 沖縄県畜産研究センター研究報告, 43号
• 中西雄二 (2008) 南西諸島におけるブラキアリア属 (ブリザンタ) の家畜生産性, 草地学会2008年度大会, ブラキアリア研究会

タイトルに関連する用語 (3件)： 日本 ,  飼料作物 ,  暖地型牧草