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J-GLOBAL ID：200902265581301648   整理番号：08A1098209

金属錯体液晶の最近の進歩

著者 (2件)： 太田和親 (信州大 大学院総合工学系研究科) ,  向井秀知 (信州大 大学院総合工学系研究科)
資料名： 液晶  (日本液晶学会誌)
巻： 12  号： 4  ページ： 231-246  発行年： 2008年10月25日 
JST資料番号： L3796A  ISSN： 1880-6449  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 金属錯体液晶は純粋な有機化合物の液晶に比べて,分子構造をきわめて多様に変化させることが可能である。例えば,同じ配位子であっても中心金属を変えれば錯体は平面にも正四面体にも正八面体にも,またダブルデッカーやトリプルデッカーにもできる。したがって,分子構造とその発現する液晶相との関係を追求するには非常に適した物質群である。また,金属錯体は多機能性・高機能性であり,液晶状態をとらせれば多くの機能を引き出したり配向制御できたりする。本総説では最近15年間の金属錯体液晶の進歩について,特に特異な分子構造,相構造,物性を示すものを取り上げてレビューする。(著者抄録)

シソーラス用語： *金属錯体 ,  *液晶 ,  *分子構造 ,  分子配向 ,  *光学異性 ,  鉄錯体 ,  マンガン錯体 ,  クロム錯体 ,  ルテニウム錯体 ,  銅錯体 ,  ディスコチック液晶 ,  *添加物効果 ,  *酸化還元反応 ,  クロスオーバー効果 ,  立方晶系
準シソーラス用語： ディスコチックラメラ液晶 ,  カラムナー液晶 ,  カラミチツク液晶 ,  ホメオトロピック液晶 ,  酸化還元 ,  スピンクロスオーバー ,  キュービック相

分類 (1件)： 液晶一般  (BK03010L)

引用文献 (84件)：

• 太田和親. 有機合成化学. 1991, 9, 486
• 太田和親. 液晶の化学. 1994, 128
• BEAGLEY, P. J. Organomet. Chem. 2002, 645, 206
• BARRAL, M. C. Inorg. Chem. Commun. 1999, 2, 153
• PARK, L.-Y. Chem. Mater. 1998, 10, 1069

タイトルに関連する用語 (1件)： 金属錯体液晶