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J-GLOBAL ID：200902265760467850   整理番号：09A0834236

人為的化学物質分解のための効率的な経路の進化

Evolution of efficient pathways for degradation of anthropogenic chemicals

著者 (1件)： COPLEY Shelley D (Univ. Colorado at Boulder, Colorado, USA)
資料名： Nature Chemical Biology  (Nature Chemical Biology)
巻： 5  号： 8  ページ： 559-566  発行年： 2009年08月 
JST資料番号： W2213A  ISSN： 1552-4450  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 人為的化合物を分解する微生物の能力に影響する因子と新たな経路が自然に生じる機構を調査した。人為的化合物に作用する微生物酵素は以前から存在する基質特異性を持たない酵素活性から生じ,これらの非基質特異性酵素は解毒に対する選択圧の結果として効果的触媒へと進化したと考えられる。近年のテクノロジーの集積はバイオレメディエーションのための新しいアプローチを提案した。全ゲノム配列決定は分解経路に関与する酵素の同定と他の微生物ホモログの発見を可能にした。転写プロファイリングは汚染環境で生存可能な微生物の生理学的変化を明らかにした。微生物群プロファイリングとメタゲノム解析は汚染環境由来の無培養微生物の分解酵素同定の可能性を示した。自然発生的経路以上に効率的な新規な経路を理論的に設計し,指向的進化により活性を向上した非基質特異性酵素を組み入れて実現した。これらのアプローチは多様な汚染環境における難分解性人為的化合物を効率的に分解する株を作出する可能性を持ち,汚染地域の浄化および産業廃棄物処理のための比較的低コストな環境に優しい方法を提供する。

シソーラス用語： *微生物分解 ,  代謝経路 ,  分子進化 ,  解毒 ,  *バイオレメディエーション ,  ゲノム ,  ヌクレオチド配列 ,  *汚染物質 ,  *ミクロフローラ ,  酵素反応 ,  分子設計 ,  *廃水処理 ,  *複合酵素系 ,  ホスファターゼ ,  アルコールホスホトランスフェラーゼ ,  ハロゲンヒドロラーゼ ,  環境汚染 ,  生物進化 ,  *バイオ触媒 ,  変異誘発 ,  窒素複素環化合物 ,  有機塩素化合物 ,  フェノール類 ,  芳香族塩素化合物
準シソーラス用語： ホモセリンキナーゼ ,  メタゲノム ,  指向性進化 ,  難分解性物質

分類 (3件)： 代謝と栄養  (EG03054K) ,  下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H) ,  遺伝子操作  (EC02050B)

物質索引 (2件)： アトラジン ,  ペンタクロロフェノール

タイトルに関連する用語 (4件)： 化学物質 ,  分解 ,  経路 ,  進化