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J-GLOBAL ID:200902265959790391   整理番号:08A1229139

なぜ白瀬氷河は流路を東向きへ変えたのか?

Why is Shirase Glacier turning its flow direction eastward?
著者 (3件):
資料名:
巻:号: 2-4  ページ: 63-71  発行年: 2007年12月 
JST資料番号: W2215A  ISSN: 1873-9652  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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1996年から1998年にかけての日本の地球資源衛星(JERS-1)の合成開口レーダ(SAR)データに対し,画像相関法を適用し,南極の白瀬氷河の流動速度を解析した。氷河の接地線から下流域にかけては,氷の流動速度が東側より西側の方が系統的に大きくなっている。2つの流線における差は,1996年に0.31km/a,1998年に0.37km/aであり,誤差の推定値である0.03km/aに比べてかなり大きい。接地線における氷河の流動方向は312度であり,10km下流の地点で327度,20km下流の地点で346度,30km下流の地点で2度へと変化している。流向の積算変化量は東側へ50度になる。氷河の横断面における質量の保存を仮定すると,流向の東への変化は基盤地形深度が非対称的であり,8kmの幅をもつ氷河において東側の方が西側に比べ50m(10%)深くなっていることで説明できる。この流向の東向きの変化は,西部流線における速度の60-75%の速度をもつ北から北東へ向かう支流によって加速されている。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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雪氷学 
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