文献

J-GLOBAL ID：200902266093636491   整理番号：09A0219700

液体アンモニア法を用いたTaON合成における前駆体材料

Precursor-material for TaON synthesis using liquid ammonia process

著者 (5件)： 佐々木洋 (近畿大 理工) ,  徳安善太郎 (近畿大 理工) ,  林修平 (近畿大 理工) ,  岩崎光伸 (近畿大 理工) ,  伊藤征司郎 (近畿大 理工)
資料名： 材料技術  (Material Technology)
巻： 27  号： 1  ページ： 14-20  発行年： 2009年01月25日 
JST資料番号： Y0644A  ISSN： 0289-7709  CODEN： MTECFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 五塩化タンタル,NH₃およびH₂Oを出発原料とした,液体アンモニア法を用いたTaON合成における前駆体材料について,合成時の重量変化を測定し,前駆体の生成過程及び組成を推定した。また,IRスペクトルを測定し,TaON前駆体の部分構造を推定し,前駆体モデルを予測した。このモデルについてGaussian03およびGauss Viewを用いて構造最適化と振動数計算を行い,前駆体材料の構造を求めた。TaON前駆体は,2つの酸素を架橋配位子とする2核錯体[{TaCl₂(NH₃)(NH₂)}₂(μ-O)₂]で,生成反応熱は18種類の2核錯体構造について平均-3.6×10²kJmol^-1であった。

シソーラス用語： *酸化物 ,  *窒化物 ,  液体アンモニア ,  *タンタル化合物 ,  前駆体 ,  アンモニア ,  アンミン錯体 ,  オキソ錯体 ,  二核錯体 ,  タンタル錯体 ,  配位子 ,  生成熱 ,  密度汎関数法 ,  クロロ錯体 ,  構造解析 ,  化学合成 ,  重量測定 ,  振動数 ,  アミド錯体 ,  計算機コード ,  錯体生成 ,  反応機構 ,  分子構造
準シソーラス用語： 酸窒化物

分類 (4件)： 第4族,第5族元素の錯体  (CE01070U) ,  分子の幾何学的構造一般  (BH05021S) ,  熱化学  (CB02040L) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

引用文献 (11件)：

• M. Yashima, Y. Lee, K. Domen, Chem. Mater., 19, 588-593 (2007).
• S. Ito, K. R. Thampi, P. Comte, P. Liska, M. Gr?tyel, Chem. Commun., 268-270 (2005).
• R. Nakamura, T. Tanaka, Y. Nakato, J. Phys. Chem., B, 109, 8920-8927 (2005).
• a) M. Jansen, H.P. Letschert, Nature, 404, 980-982, (2000). b) S. Bertaux, P. Reynders, J. M. Heintz, M. Lerch, Material Science and Engineering, B121, 137-144, (2005).
• 佐々木洋,村島淳,平田康博,中村謙一,北條竜彦,岩崎光伸,伊藤征司郎, Material Technology, 26, 109-113, (2008).

タイトルに関連する用語 (3件)： 液体アンモニア ,  TaON ,  前駆体