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J-GLOBAL ID：200902266147846861   整理番号：09A1101743

手の形状を利用した非接触型セキュリティキー入力システムの開発

The Development of the Noncontacting Security Key Entry System Using the Shape of the Hand

著者 (4件)： 佐藤公則 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  大野敬弘 (NTTドコモ) ,  鹿嶋雅之 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  渡邊睦 (鹿児島大 大学院理工学研究科)
資料名： 画像電子学会誌  (Journal of the IIEEJ)
巻： 38  号： 5  ページ： 686-693  発行年： 2009年09月25日 
JST資料番号： S0815A  ISSN： 0285-9831  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 現在,銀行ATMなどではセキュリティを重視し,暗証番号入力に替わるバイオメトリック認証システムを設ける銀行が増えている。しかしこれらは安心ではあるが,反面その導入コストはかなりの高額となる。また,指紋や手の静脈といった生体情報であるがゆえに,障害などによりユーザが使えない場合や盗難の場合に代替が効かないなどの課題がある。また機器に接触しての認証となるため,人によっては嫌悪感を抱くなどといった心理的抵抗も否定することはできない。本研究では赤外線カメラを使用した非接触型セキュリティキー入力システムの開発を行う。本提案システムは手形状パターンを四つ挙げ,手形状パターンを暗証番号の替わりにしてセキュリティキーとするものである。切り出した手形状より,認識に必要な手の開閉,指の本数,指の種類の判定を行うこととし,その結果からセキュリティキーへの応用実験を行った。45人の被験者中38人がセキュリティキーの認証に成功し,その有効性を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *画像認識 ,  *手【生体】 ,  形状測定 ,  非接触測定 ,  セキュリティシステム ,  データ入力システム ,  赤外線カメラ ,  手指 ,  パターンマッチング ,  オンライン処理
準シソーラス用語： キー入力 ,  システム開発 ,  画像セグメンテーション

分類 (1件)： パターン認識  (JE07000S)

引用文献 (10件)：

• 坂野鋭. バイオメトリック個人認証技術の動向と課題. 信学技報. 1999, 99, 118, 75-82
• 中川義行. 本人認証機能を備えた電子財布について. 龍谷大学経済学論. 2001, 41, 2, 41-55
• 佐藤公則. 話題の追跡 手形状を利用した非接触セキュリティキー入力システムの開発-手の形状を暗証番号の替わりとする-. 自動認識. 2009, 22, 1, 50-53
• 梅本敏典. 手形状認識処理に関する提案. 2005信学会総合大会. 2005, 113
• 佐藤秀則. ミラーインターフェースにおける手形状認識手法の検討. 2006信学会総合大会. 2006, 250

タイトルに関連する用語 (5件)： 手 ,  非接触 ,  セキュリティ ,  キー入力 ,  開発