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J-GLOBAL ID:200902266311529970   整理番号:09A0716530

ヒトDNAポリメラーゼκによる不適正プライマーの効率的な伸長には,立体構造ゲートアミノ酸であるチロシン112が必要である

The Steric Gate Amino Acid Tyrosine 112 Is Required for Efficient Mismatched-Primer Extension by Human DNA Polymerase κ
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資料名:
巻: 48  号: 20  ページ: 4239-4246  発行年: 2009年05月26日 
JST資料番号: B0270B  ISSN: 0006-2960  CODEN: BICHAW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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デオキシNTPとリボNTPを区別することのできる,ヒトの損傷バイパス型DNAポリメラーゼであるヒトDNAポリメラーゼκ(hPolκ)の立体構造ゲートアミノ酸であるチロシン112(Y112)は,不適正プライマー末端で伸長反応を行うのに重要な役割を果たしていた。Y112をアラニンに置換すると,不適正プライマーを伸長するときの触媒定数kcatは大きく低下し,kcat/Kmの値は野生型酵素の400分の1に低下した。一方,アミノ酸置換の結果,鋳型DNAのベンゾ[a]ピレンジオレポキシド-N2-デオキシグアニン(BPDE-N2-dG)の反対側にdCMPを挿入する効率は低下せず,また,hPolκがBPDE-N2-dG/dCMPを有する鋳型-プライマーDNAに強く結合する活性にも影響しなかった。hPolκの立体構造上のゲートは,不適正プライマー末端からの伸長反応を制御する主な精度因子であった。
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分子遺伝学一般 
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