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J-GLOBAL ID：200902266319344510   整理番号：08A1117849

組織の三次元可視化に関する研究-3 電子線トモグラフィーによる結晶材料組織の3次元可視化

著者 (13件)： 波多聰 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  木村耕輔 (九大 大学院工学府) ,  光原昌寿 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  田中將己 (九大 大学院工学研究院) ,  宮崎裕也 (メルビル) ,  高紅叶 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  松山加苗 (九大 大学院工学府) ,  松村晶 (九大 大学院工学研究院) ,  東田賢二 (九大 大学院工学研究院) ,  池田賢一 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  中島英治 (九大 大学院総合理工学研究院) ,  森谷智一 (名古屋工大 大学院工学研究科) ,  土井稔 (名古屋工大 大学院工学研究科)
資料名： ふぇらむ  (日本鉄鋼協会会報)
巻： 13  号： 11  ページ： 719-726  発行年： 2008年11月01日 
JST資料番号： L2666A  ISSN： 1341-688X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 結晶性材料の3次元観察法としてX線CTの原理をTEMに応用した電子線トモグラフィーについて,その手順とその適用例を紹介した。基本手順は3次元物体である試料の2次元投影像とみなせるTEM像の1軸傾斜連続傾斜像の撮影である。その後,連続傾斜像をデジタルデータとしてコンピューターに取り込み,フィルター補正逆投影法や同時反復再構成法により3次元画像を再構成し,各像の視野ずれなどの補正を行う。ニッケル基超合金の析出組織の3次元観察や転位の撮像例を示した。3次元画像の再構成には試料傾斜角度範囲と傾斜像枚数(傾斜刻み角度)の影響をうけ,回折コントラストが課題である。定量解析や高分解能解析といった観点からみれば,結晶材料の電子線トモグラフィーは未だ発展途上の技術である。

シソーラス用語： *トモグラフィー ,  立体画像 ,  可視化 ,  *結晶構造 ,  画像再構成 ,  *電子顕微鏡観察 ,  *金属組織
準シソーラス用語： *電子線トモグラフィー ,  三次元画像

分類 (1件)： 金属組織観察法  (WB01010R)

引用文献 (58件)：

• 田中敏幸. ふぇらむ. 2008, 13, 483
• MIDGLEY, P. A. Ultramicrosc. 2003, 96, 413
• 馬場則男. 顕微鏡. 2004, 39, 4
• 馬場則男. 蛋白質核酸酵素. 2004, 49, 1601
• MCINTOSH, R. Trends in Cell Biol. 2005, 15, 43

タイトルに関連する用語 (7件)： 組織 ,  三次元可視化 ,  研究 ,  電子線トモグラフィー ,  結晶 ,  材料組織 ,  3次元可視化