文献

J-GLOBAL ID：200902266488741383   整理番号：08A0765186

希土類材料開発の最前線 希土類酸素吸蔵物質の構造と機能

著者 (2件)： 町田正人 (熊本大 大学院自然科学研究科) ,  池上啓太 (熊本大 大学院自然科学研究科)
資料名： 金属  (Materials Science & Technology)
巻： 78  号： 8  ページ： 766-771  発行年： 2008年08月01日 
JST資料番号： F0157A  ISSN： 0368-6337  CODEN： KNZKA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 自動車の排ガス処理における貴金属触媒の助触媒として,酸素吸蔵材料が用いられる。本報告では,その原理を示すと共に,2種類の酸素吸蔵材料,CeO₂-ZrO₂および希土類オキシ硫酸塩について解説した。酸素吸蔵の原理は,金属酸化物の酸化還元反応を利用したもので,これに適した材料として希土類のCe,PrおよびTbが挙げられる。CeO₂-ZrO₂はCeO₂とZrO₂が規則的に配列した固溶体を用いるもので,両者の単純混合に較べて,一桁近い酸素吸蔵容量を有する。希土類オキシ硫酸塩は,新しく見出された酸素吸蔵用の物質で,CeO₂-ZrO₂よりも大きな吸蔵容量が期待できる。

シソーラス用語： *酸素 ,  *貯蔵 ,  酸化セリウム ,  酸化ジルコニウム ,  超格子 ,  希土類元素 ,  容量 ,  *助触媒
準シソーラス用語： オキシ硫酸塩

分類 (1件)： セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

タイトルに関連する用語 (4件)： 希土類 ,  材料開発 ,  酸素吸蔵 ,  物質