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J-GLOBAL ID：200902266521233550   整理番号：08A1112367

地震波干渉法概説

Review of Seismic Interferometry

著者 (3件)： 白石和也 (地球科学総合研) ,  松岡俊文 (京大 大学院工学研究科) ,  川中卓 (地球科学総合研)
資料名： 地学雑誌  (Journal of Geography)
巻： 117  号： 5  ページ： 863-869  発行年： 2008年10月25日 
JST資料番号： G0643A  ISSN： 0022-135X  CODEN： CGZAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年注目を集めている地震波干渉法の理論と利用について述べられている。この技術は,これまでノイズと考えられていた地震波を信号として利用し地下情報を取得する画期的な物理探査手法とされ,その理論と応用に関して関心が高まっている。地震波干渉法は,相反定理と時間反転普遍の原理に基づいて,異なる受振点で観測された記録について相互相関処理を行うことによって,ある受振点での仮想的な震源とする波形記録を合成することができる。この手法の最大の特徴は,相互相関を行う地震トレースの組み合わせを変えることによって,観測に利用した受信器の数だけの仮想時震源記録を合成することが可能となることである。

シソーラス用語： *干渉測定 ,  *雑音 ,  情報 ,  *信号 ,  *地震波 ,  物理探査 ,  *地震波干渉法
準シソーラス用語： *ノイズ ,  地下情報

分類 (1件)： 地震探査  (DE10030B)

引用文献 (41件)：

• ABE, S. Interferometric seismic imaging of crustal structure using scattered teleseismic waves. Geophysical Research Letters. 2007, 34, L19305
• 相澤隆生. フィールドでの観測実データを用いた地震波干渉法の適用条件に関する検討. 物理探査. 2008, 61, 121-132
• BAKULIN, A. Virtual source, New method for imaging and 4D below complex overburden. SEG Expanded Abstracts. 2004, 23, 2477-2480
• BAKULIN, A. The virtual source method : Theory and case study. Geophysics. 2006, 71, SI139-SI150
• CAMPILLO, M. Long-range correlation in the diffuse seismic coda. Science. 2003, 299, 547-549

タイトルに関連する用語 (1件)： 地震波干渉法