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J-GLOBAL ID:200902266638562920   整理番号:08A0669028

生物分解資材による土壌ソラリゼーションおよび土壌微生物集団に及ぼすそのインパクト

Soil solarization with biodegradable materials and its impact on soil microbial communities
著者 (6件):
資料名:
巻: 40  号:ページ: 1989-1998  発行年: 2008年08月 
JST資料番号: D0628A  ISSN: 0038-0717  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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土壌伝染病原体の防除に対して最も有望な技術の一つである土壌ソラリゼーション(SS)の適用は,使用済みプラスチック材料の廃棄に関するドローバックによって,厳しく制限されている。この問題に対する可能性ある解決は,生物分解プラスチックの利用である。本研究の目的は,生物分解資材により行ったSSのインパクト,およびプラスチックフイルムにより行ったSSのインパクト,ならびに他の病害防除技術(すなわち,有機物改良,石灰窒素およびダゾメット殺菌剤処理)の間の比較を行うことである。そのインパクトは作物生産性,土壌病害発生,雑草抑制,および土壌化学物質(全N,NH4-N,硝酸塩,可給態リン,有機物,フルオレセインジアセタートの加水分解),ならびに微生物(培養可能なPseudomonas,全土壌集団DNAからの細菌16S-および真菌28S rRNA遺伝子断片のDGGEフィンガープリント)のパラメータに及ぼすインパクトである。筆者らはFusarium oxysporum f.sp.lycopersici(vs.tomato)およびSclerotinia minor(vs.lettuce)で人工接種した異なったテクスチャ(粘土および砂)をもった2型の土壌をもとに,圃場試験を行った。ソラリゼーション資材で被覆した土壌の温度は,裸土の場合よりも常に高かった。しかし,プラスチック被覆は,微生物分解資材に比較して土壌温度を上昇させるのにより効果的で一定していた。とくにダゾメットおよび有機物施用に比較して,SSによる植物成長促進は限られ,また正の効果は粘土質土壌におけるレタスに対してのみ観察された。また別に,プラスチックおよび生物分解ソラリゼーション資材の双方は,S.minorが原因のレタスのドロップ病害を低減するのに効果的であった。雑草成長は有意にダゾメット施用およびプラスチック膜によるSSにより有意に抑制された。一方,生物分解資材による防除は限定された。試験結果は,プラスチックフイルムの位置に生物分解性ソラリゼーション資材を用いることの潜在可能性を示していた。しかし,他の病害管理技術に匹敵する性能を得るために,それらの特性を改良する必要性も示唆された。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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土壌生物 

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