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J-GLOBAL ID：200902266694612107   整理番号：08A1175835

固体潤滑の現状と展望 高分子系材料と固体潤滑

著者 (1件)： 広中清一郎 (武蔵工大)
資料名： トライボロジスト  (Journal of Japanese Society of Tribologists)
巻： 53  号： 11  ページ： 712-718,703(1)  発行年： 2008年11月15日 
JST資料番号： F0390A  ISSN： 0915-1168  CODEN： TORAEO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報では高分子系材料の基礎的なトライボロジー特性とそれへの影響因子,高分子のトライボロジー特性向上のための複合材化および著者らによる最近の新しい複合材料の研究成果について紹介し解説した。主な内容項目を次に示した。1)概要:高分子材料と他の材料との物性の比較,2)高分子のトライボロジー特性:摩擦特性(摩擦プロセスおける各段階),摩耗特性(高分子の摩耗として凝着摩耗,アブレシブ摩耗,疲労摩耗の各特性),高分子のトライボロジー特性への影響因子(高分子自身,摩擦材相手,摩擦条件などの因子とトライボロジー特性向上法),3)高分子の複合材料:複合材料化(複合材料化の主目的,高分子の複合材料のトライボロジー特性への影響因子),摩擦と摩耗(フェノール樹脂およびその複合材料の物性,S45C鋼に対する摩擦係数の荷重依存性および比摩耗量の荷重依存性),4)新しい高分子複合材料の展開:新しい固体潤滑剤として期待される物質(物質,潤滑特性とその他の特性および期待される用途例),新しい複合材の研究例(カーボンナノチューブ(CNT)/ポリオキシメチレン(POM)複合材料の比摩耗量の荷重依存性およびPV曲線,Sr_0.14Ca_0.86CuO₂とエポキシ樹脂との複合材料の組成と対SUJ2鋼球の摩擦係数の関係,ナイロン9T複合材の摩擦係数の荷重依存性)。

シソーラス用語： *固体潤滑剤 ,  *複合材料 ,  *トライボロジー ,  摩擦 ,  *摩耗特性 ,  摩擦係数 ,  潤滑 ,  摩耗 ,  アブレシブ摩耗 ,  *高分子材料 ,  *摩擦特性 ,  凝着摩耗 ,  比摩耗量 ,  機械的性質 ,  性質

分類 (2件)： 潤滑一般  (QB02010S) ,  固体の機械的性質一般  (BL01021C)

引用文献 (15件)：

• 広中清一郎. 固体潤滑シンポジウム2007 (日本トライボロジー学会) テキスト, 7. 2007, 35-42
• 桜井俊男. トライボロジー. 1984, 13
• 田中久一郎. 摩擦のおはなし. 1985, 129
• 広中清一郎. 石油学会誌. 1993, 36, 3, 204
• 岩井邦昭. 材料技術. 2006, 24, 4, 215

タイトルに関連する用語 (4件)： 固体潤滑 ,  現状 ,  展望 ,  高分子系材料