文献

J-GLOBAL ID：200902266746293706   整理番号：09A0340801

二重指数関数型変換を用いた様々な積分変換の計算法

A Computation Method for Integral Transforms using the Double Exponential Transformation

著者 (1件)： 大浦拓哉 (京大 数理解析研)
資料名： 日本応用数理学会論文誌  (Transactions of the Japan Society for Industrial and Applied Mathematics)
巻： 19  号： 1  ページ： 73-79  発行年： 2009年03月25日 
JST資料番号： L1010A  ISSN： 0917-2246  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 積分変換に現れる核関数が振動型か特異性を持つ場合の数値積分法を調べた。Fourier変換やHankel変換,Bessel変換やHilbert変換等がその例に当る。数値積分法として二重指数関数(指数型関数の変数に指数型関数が現れる関数)型数値積分法を採用すると,これらの変換では膨大な計算が必要となることを指摘した。ここでは標記変換とsinc近似とを組合せて効率の良い計算法を提案した。数値例に当り,提案法と従来法でCPU時間や誤差など,性能比較を行った。

シソーラス用語： *積分変換 ,  指数関数 ,  *数値積分 ,  Fourier変換 ,  Hilbert変換 ,  Hankel変換 ,  Bessel関数 ,  *特異点 ,  核関数 ,  CPU時間 ,  高速アルゴリズム
準シソーラス用語： 性能比較

分類 (2件)： 数理物理学  (BA03000W) ,  数値計算  (JE02000J)

引用文献 (7件)：

• 大浦拓哉. 連続 Euler 変換と減衰の遅い関数の Fourier 変換への応用. 日本応用数理学会論文誌. 1999, 9, 109-121
• 大浦拓哉. 二重指数関数型変換による主な積分変換の計算法. 応用数学合同研究集会報告集, 龍谷大学, 2003. 2003, 167-168
• OOURA, T. A double exponential formula for the Fourier transforms. Publ. Res. Inst. Math. Sci., Kyoto Univ. 2005, 41, 971-978
• OOURA, T. The double exponential formula for oscillatory functions over the half infinite interval. J. Comput. Appl. Math. 1991, 38, 353-360
• OOURA, T. A robust double exponential formula for Fourier type integrals. J. Comput. Appl. Math. 1999, 112, 229-241

タイトルに関連する用語 (3件)： 指数関数 ,  積分変換 ,  計算法