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J-GLOBAL ID:200902266785712210   整理番号:08A0888226

雲仙火山の下部にある熱水システムの数値モデル

Numerical model of the hydrothermal system beneath Unzen Volcano, Japan
著者 (4件):
資料名:
巻: 175  号: 1-2  ページ: 35-44  発行年: 2008年07月30日 
JST資料番号: B0770B  ISSN: 0377-0273  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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雲仙科学試錐計画(USDP)による火山火道の試錐掘削は,2004年に完了した。1990~95年噴火の火道物質の一部に試錐USDP-4の孔底(海面下150m)が遭遇し,孔底温度は検層データを使用しておよそ200°Cと推定されたが,掘削前はおよそ700°Cの温度であったことが示唆された。これにしたがい,初期の温度(850°C)から,推定された温度(およそ200°C)までの火道の冷却を,数値シミュレーションにより評価した。この試錐は,数値モデルに制約を提供する。この試錐は,最新の噴火の火道のN-S幅は20~30mで,過去の噴火の火道を含め,およそ300mの地帯を占有することを示す。火道における1995年(噴火の終わり)の最初の温度850°Cから2004年(火道試錐の完了)の200°Cへの冷却のプロセスを,透水性1~10 mdarcysのモデルで再現した。この結果は,ここで推定された孔底温度を説明するためには,小さい火道を囲む非常に透水性の高い火山体が要求されることを証明する。我々の研究はまた,雲仙火山の下部における包括的な熱水モデルを構築するために数値シミュレーションを使用することを目的とした。島原半島には4つの大きい地熱システム(小浜温泉,雲仙噴気性フィールド,島原温泉と西雲仙高温岩体[WUHTB])がある。1990~95年の噴火過程で,3つの圧力源(浅部から深部へ「A」,「B」,「C」)が測地学的データから測定されている。圧力源Cは,WUHTBにおいて深さおよそ8kmに位置し,マグマ体であると考えられる。我々は,大規模な構造(島原半島と雲仙地溝の地形)といろいろな熱源から,4つの地熱システムの存在を説明しようと試みた。我々は,最初に圧力源Cのあたりに熱源をセットし,その位置とサイズを変化させた。この数値モデルは,小浜と島原温泉とWUHTBに上昇流の地帯を生成させたが,しかしながら,雲仙噴気性フィールドは,涵養地帯になった。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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地球熱学,火山物理学  ,  火山地質学一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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