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J-GLOBAL ID:200902266850755037   整理番号:09A0558365

癌抑制因子ポリペプチドのRassfファミリー

Rassf Family of Tumor Suppressor Polypeptides
著者 (14件):
資料名:
巻: 284  号: 17  ページ: 11001-11005  発行年: 2009年04月24日 
JST資料番号: E0038A  ISSN: 0021-9258  CODEN: JBCHA3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Rassf1~6はRasを結合する癌抑制因子であり,ヒトの腫瘍細胞で発現抑制され,そのような細胞に導入するとアポトーシス誘導や抑制効果を示す。本総説では,Rassf1と5を中心にして,Rassfの配列の特徴とドメイン構造から,Ras結合ドメイン(RAドメイン)とそれに続くSARAHドメインに注目し,これらのドメインを用いたNore1(Rassf5)の生理的調節と作用を概観し,それを基にしてSARAHドメイン結合蛋白質Mst1/2をエフェクターとする癌抑制作用を考察する。Nore1はRasに強く結合し,その程度はRasとRafの結合に匹敵する。このRAドメインは分子内亜鉛フィンガーにも結合してそのPI3Kとの相互作用を調節する。SARAHドメインは同じドメインをもつ蛋白質キナーゼMst1/2と結合できる。Mst1/2はp53とJNK経路を介してアポトーシスを誘導できる。Nore1とMst1の複合体のうち,Nore1AはRasと結合するとアポトーシスを誘導するが,T細胞でNore1BはRapに結合すると細胞増殖を抑制する。このような作用により,一般にRassfが癌抑制蛋白質として機能すると考えられるが,詳細は不明である。
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分類 (2件):
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腫ようの実験的治療  ,  生物学的機能 
タイトルに関連する用語 (4件):
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