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J-GLOBAL ID:200902266890514172   整理番号:09A0822326

固有ラテックス蛋白質,MLX56はクワの木を昆虫から守る

A unique latex protein, MLX56, defends mulberry trees from insects
著者 (6件):
資料名:
巻: 70  号:ページ: 880-888  発行年: 2009年05月 
JST資料番号: D0116B  ISSN: 0031-9422  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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クワ(Morus spp.)-カイコ(Bombyx mori)関係は,数千年にわたり周知の植物-草食動物相互作用であった。最近,クワの葉がラッテクス成分により昆虫摂食に防戦していることが分かった。ムラテキシン(MLX56)と呼称した,エクステンシンドメイン,2つのヘベイン様キチン結合ドメインと不活性キチナーゼ様ドメインを持つクワラテックスの56kDa(394アミノ酸)防御蛋白質が,クワの木に強い昆虫耐性をもたらしていることを報告した。湿食餌の0.01%濃度MLX56は,ヨトウガ,Mamestra brassicaeとEriカイコ,Samia riciniを含む鱗翅類毛虫に対して毒性であり,植物防御に関するMLX56の適用可能性を示唆した。MLX56は,プロテアーゼ消化に強耐性であり,強いキチン結合活性を有した。興味深いことに,MLX56はB.moriに毒性を示さず,クワ専門家はクワの防御に対する適応を進展させてきたことを示唆した。これらの結果は,植物ラテックスの防御蛋白質がクワ-昆虫相互作用,多分他の植物-昆虫相互作用でも重要な役割を演じていることを示した。さらに,動物毒に類似した植物ラッテクスは,種間相互作用を介して進化させた適用可能防御蛋白質と化学品の宝庫を含んでいることを示唆した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
異種生物間相互作用  ,  植物の生化学  ,  生物学的機能 

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