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J-GLOBAL ID：200902267016479371   整理番号：08A0905781

生産・物流施設における温熱環境改善の研究 その2 屋根散水手法と水利用の効率化

A CASE STUDY ON IMPROVEMENT OF THERMAL ENVIRONMENT IN A FACTORY OR WAREHOUSE Part 2 Water sprinkling on the roof and improving the water use efficiency

著者 (3件)： 紺野康彦 (三井住友建設) ,  島田潔 (三井住友建設) ,  繪内正道 (北大 大学院工学研究科)
資料名： 日本建築学会環境系論文集  (Journal of Environmental Engineering (Transactions of AIJ))
号： 631  ページ： 1117-1124  発行年： 2008年09月30日 
JST資料番号： L4761A  ISSN： 1348-0685  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 建物の暑熱対策で日射遮蔽は最重要であるが,工場や倉庫などの平面的に大きな屋根を有する施設では屋根に十分な断熱が施工されていないことが多く,限られた費用の中で日射遮蔽対策を実施するとなると,屋根散水はその選択肢の一つである。技術の選択に際しての基本的な事項は設置コストおよびランニングコストに対する冷却効果である。本研究では,散水方法の経済的な実現性の検討を目的に,実大規模の実験結果を基にして,屋根の濡れ面形成と必要水量の関係を明らかにすることで,水量を最小にする散水方法について検討した。その結果,設置コストとランニングコストに関して本書で示した具体的なシステムと水や電気の消費量を基に提案することで,暑熱対策の客観的評価が可能となった。

シソーラス用語： *温熱環境 ,  改良 ,  屋根 ,  散水 ,  節水 ,  方法論 ,  性能評価 ,  実物大試験 ,  *冷却効率 ,  *屋根散水 ,  物流施設
準シソーラス用語： 雨水利用 ,  生産施設

分類 (2件)： 冷房  (PC02030Q) ,  水利用,その他  (RC11030Q)

引用文献 (23件)：

• 紺野康彦. 生産・物流施設における温熱環境改善の研究 : その1 既存建物の温度計測による換気と発熱量の推定法. 日本建築学会環境系論文集. 2006, 609, 7-13
• 紺野康彦. 湿球温度を用いた蒸発冷却面温度の計算法. 空気調和・衛生工学会論文集. 2007, 125, 11-17
• 石川幸雄. 屋根散水. 建築環境学. 1993, 2, 181-202
• 井上宇市. 空気調和ハンドブック. 1982, 384,385
• 石川幸雄. 感温性ハイドロゲルを用いたクールルーフの水分蒸発冷却効果に関する研究 : クールルーフの熱性能実測. 太陽/風力エネルギー講演論文集, 2004. 2004, 503-506

タイトルに関連する用語 (7件)： 物流施設 ,  温熱環境 ,  研究 ,  屋根散水 ,  手法 ,  水利用 ,  効率化