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J-GLOBAL ID：200902267253162382   整理番号：09A1261712

中国,インド,ASEANにおける稲わら,バガスからのエタノール生産ポテンシャルの推計

Ethanol production potential from rice straw and bagasse in China, India, and ASEAN countries

著者 (8件)： 矢野伸一 (産業技術総合研 バイオマス研究セ) ,  矢野伸一 (東大 大学院農学生命科学研究科) ,  澤山茂樹 (産業技術総合研 バイオマス研究セ) ,  井上宏之 (産業技術総合研 バイオマス研究セ) ,  藤本真司 (産業技術総合研 バイオマス研究セ) ,  美濃輪智朗 (産業技術総合研 バイオマス研究セ) ,  芋生憲司 (東大 大学院農学生命科学研究科) ,  横山伸也 (東大 大学院農学生命科学研究科)
資料名： 太陽エネルギー  (Journal of JSES)
巻： 35  号： 6  ページ： 39-44  発行年： 2009年11月30日 
JST資料番号： G0259A  ISSN： 0388-9564  CODEN： TAENAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 糖収量の実験データに基づき,中国,インド,ASEAN諸国における稲わらとサトウキビバガスからのエタノール生産ポテンシャルを推計した。キシロースを利用せずにグルコースのみを発酵でエタノールに変換する前提で,全量を利用するケース1と資源利用度を考慮する現実的なケース2で推計した。ケース2で,稲わらからの生産ポテンシャルは中国,インド,ASEAN合計でそれぞれ26-34億L程度である。バガスでは,インドの資源量が大きく,中国とASEAN合計はそれぞれインドの40%程度である。ケース2で,稲わらとバガスからの生産ポテンシャルは中国,インド,ASEAN合計でそれぞれ37-39億L程度と大きい。これらのエタノールによる可能ガソリン代替率のエネルギーベース推計値は中国,インド,ASEAN合計で各々3.6,19.6,5.6%である。アジア諸国は一般に,食料と競合しない農業残渣からだけでも大きな生産ポテンシャルを有する。

シソーラス用語： *バイオマス ,  *脂肪族アルコール ,  *生物燃料 ,  中華人民共和国 ,  インド ,  東南アジア諸国連合 ,  稲藁 ,  バガス ,  *生産能力 ,  サトウキビ ,  糖化 ,  セルロース ,  ガソリン
準シソーラス用語： *バイオエタノール ,  中国

分類 (1件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

物質索引 (1件)： エタノール

引用文献 (23件)：

• 矢野伸一. アジアにおける自動車用バイオ燃料の現状と展望. 日本エネルギー学会誌. 2007, 86, 1, 18
• BHATTACHARYA, S. C. Sustainable biomass production for energy in selected Asian countries. Biomass Bioenergy. 2003, 25, 471
• KOOPMANS, A. Biomass energy demand and supply for South and South-East Asia-assessing the resource base. Biomass Bioenergy. 2005, 28, 133
• KIM, S. Global potential bioethanol production from wasted crops and crop residues. Biomass Bioenergy. 2004, 26, 361
• 遠藤貴士. 木質系バイオマスからのバイオエタノール製造技術の現状. 日本エネルギー学会誌. 2008, 87, 6, 430

タイトルに関連する用語 (7件)： 中国 ,  インド ,  ASEAN ,  稲わら ,  バガス ,  エタノール生産 ,  ポテンシャル