中性子照射三元リチウム酸化物における,ホット原子化学プロセスによりトラップされたトリチウムのデトラッピング挙動

OYAIDZU Makoto; NISHIKAWA Yusuke; SUDA Taichi; SHINOZAKI Takashi; YOSHIKAWA Akira; OYA Yasuhisa; MUNAKATA Kenzo; YAMANA Hajimu; OKUNO Kenji

文献

J-GLOBAL ID：200902267312620390 整理番号：08A0240389

中性子照射三元リチウム酸化物における,ホット原子化学プロセスによりトラップされたトリチウムのデトラッピング挙動

Detrapping behavior of tritium trapped via hot atom chemical process in neutron-irradiated ternary lithium oxides

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資料名：
巻： 375 号： 1 ページ： 1-7 発行年： 2008年03月30日
JST資料番号： D0148A ISSN： 0022-3115 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

中性子照射した三元リチウム酸化物におけるトリチウムのデトラッピング挙動を,照射欠陥の消滅とトリチウム放出とを対比して,検討した。照射欠陥の消滅は高速と低速の2つのプロセスからなることが分かった。低速消滅プロセスはトリチウム放出と関係があり,これは「E’中心またはF⁺中心がトリチウム・トラッピング・サイトとしての機能を有すること,および各サンプルの活性化エネルギーから,E’中心とF⁺中心の消滅原因は,トリチウム放出を引き起こす,拡散による酸素の回復にあること」を示す。これら結果のMeyer-Neldelプロットによると,低速消滅プロセスは空孔と格子間酸素原子の対の形成エントロピーによって支配される。従って,酸素の回復によってトラップ・トリチウムがE’中心またはF⁺中心にデトラップされるであろうし,またその機構は,熱平衡下の酸素空孔個数によって,決まるであろう。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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その他の物質の放射線による構造と物性の変化 , 塩基,金属酸化物

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