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J-GLOBAL ID:200902267318977273   整理番号:09A1258336

室内エアロアレルゲンの再分散と喘息児の肺炎症との関係

Resuspension of indoor aeroallergens and relationship to lung inflammation in asthmatic children
著者 (5件):
資料名:
巻: 36  号:ページ: 8-14  発行年: 2010年01月 
JST資料番号: A0646B  ISSN: 0160-4120  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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多くの研究は家庭内のアレルゲンの濃度と喘息との間に関係を示してきた。定着した住居内ダストに存在するアレルゲンの吸入は,ダストが人間の活動又は空気流によって再分散される場合に生じる。既存の研究は家庭内のアレルゲン濃度を測定しているが,定着ダスト試料中のアレルゲンの存在に焦点を絞っていた。しかし,実際の吸入曝露は空中アレルゲンに対してである。定着ダスト組成と懸濁アレルゲンやエンドトキシンとの関係及び喘息患者へのこれらエアロアレルゲンの曝露の影響は,室内に一般的に存在する種についてはよく判っていない。本研究では,定着ダストと浮遊粒状物質試料を9~16歳の喘息児の家庭と学校の教室で採取して,チリダニとゴキブリアレルゲン及び犬と猫ふけ(それぞれDer p1,Der f1,Bla g1,Can f1とFel d1)を含むアレルゲンとエンドトキシンについて分析した。ゴキブリアレルゲンの濃度は,すべての試料で検出限界以下であった。定着ダスト試料を測定し,居間試料より寝室試料の方がチリダニアレルゲンが高かった。空中エンドトキシンと室内アレルゲンの濃度は,学校での測定より家庭の方が一般に高かった。家庭内で,高濃度の空中アレルゲンとエンドトキシンが寝室より居間で見られた。本研究では,エンドトキシン,チリダニアレルゲンと猫と犬ふけの再分散速度を推定した。計算した再分散速度は,猫ふけ(8.1×10-7±3.5×10-7-1)とチリダニアレルゲン(Der p1とDer f1それぞれ2.1×10-6±7.6×10-7-1と1.4×10-5±4.6×10-6-1)の方が,犬ふけ(3.1×10-7±1.3×10-7-1)とエンドトキシン(3.6×10-7±1.6×10-7-1)より高いことが判った。呼気凝縮液(EBC)中の硝酸塩と呼気一酸化窒素(eNO)を含む喘息炎症のマーカーは,PM10試料のチリダニアレルゲン(Der p1)(EBCで,Spearman r=0.598;p-value=0.068とeNOでSpearman r=0.819;p-value=0.007)と猫ふけ(Fel d1)(EBCでSpearman r=0.917;p-value=0.0002とeNOでSpearman r=0.697;p-value=0.054)の濃度と相関していた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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健康被害  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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