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J-GLOBAL ID:200902267324628868   整理番号:08A0773216

韓国のUlleungdo火山島からの後期更新世珪長質深成背弧ベーズン岩のHe-Ar およびNd-Sr同位体組成 背弧ベーズンにおける若い深成岩の発生の意味

He-Ar and Nd-Sr isotopic compositions of late Pleistocene felsic plutonic back arc basin rocks from Ulleungdo volcanic island, South Korea: Implications for the genesis of young plutonic rocks in a back arc basin
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巻: 253  号: 3-4  ページ: 180-195  発行年: 2008年08月15日 
JST資料番号: A0081A  ISSN: 0009-2541  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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日本島弧の背弧ベーズン内の火山島である韓国のUlleungdoからの後期更新世(<0.2 Ma)モンゾナイトの分離鉱物および全岩石中の希ガスおよびNd-Sr同位体の分析について報告する。モンゾナイトのRb-Sr鉱物アイソクロン年代は,0.12±0.01Maである。同じ試料からのK-Ar黒雲母年代は,0.19±0.01および0.22±0.01 Maという比較的調和した年代を与える。<sup>40</sup>Ar/<sup>39</sup>Arは,0.29±0.09Maという同様な年代を与える。シリカ過飽和アルカリ珪長質岩(K<sub>2</sub>O+Na<sub>2</sub>Oが平均12.5重量%)である珪長質深成岩の地球化学的特性は,主要な元素,微量元素およびREE元素の濃度に関してUlleungdoからの30のアルカリ火山岩のそれらに似ている。モンゾナイトの最初のNd-Sr同位体比(<sup>87</sup>Sr/<sup>86</sup>Sr=0.70454~0.71264,<sup>143</sup>Nd/<sup>144</sup>Nd=0.512528~0.512577)は,Ulleungdo火山活動(0.24~0.47 Ma)のステージ3で噴火したアルカリ火山岩のそれら(<sup>87</sup>Sr/<sup>86</sup>Sr=0.70466~0.70892,<sup>143</sup>Nd/<sup>144</sup>Nd=0.512521~0.512615)と同程度である。ソース・マグマの希ガス同位体の特徴は,ホルンブレンド中の流体包有物に良く保存されており,マグマが古いサブダクション過程によって交代変成された亜大陸リソスフェア・マントルから直接生じるか,あるいはMORBのようなマントルと地殻成分との混合物として生成したかもしれないことを示す。マントル由来のヘリウムとアルゴンの存在はもとより,Ulleungdoモンゾナイトの放射性年代,地球化学的およびNd-Sr同位体的シグネチャーは,これらの珪長質深成岩が,ユーラシアプレートの南東部の活動的大陸縁辺域に沿った背弧ベーズンの下の亜大陸リソスフェア・マントルの部分溶融によって生成したアルカリ玄武岩質マグマから噴火したことを示す。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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同位体地質学  ,  年代測定  ,  地質構造・テクトニクス 

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