抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論では,意思決定問題の構造化された記述である問題定義を,実体-関連モデルの拡張に基づいた方式(GERM)に基づきXMLを利用して記述する形式を提案する。この提案形式は,クラスレベル(XGERM),具体例レベル(XGERMインスタンス)と呼ばれる2つの階層で記述される。このアプローチは,問題の領域やターゲットとなる数理モデルに依存しない。いずれのレベルの記述に対してもXMLで記述可能であることを示し,XML Schemaを利用して,その形式的妥当性を検証できる。XGERMは31種類のタグから構成され,これに対するXML Schemaは,ユニークに定義することが可能である。XGERMインスタンスのタグは不定であり,XML Schcmaを事前に準備することはできないが,クラスレベルの記述であるXGERMから自動生成することが可能である。XML Schemaを利用することで,形式的妥当性を検証するために既存のXMLパーサーを利用することができ,専用のプログラムを開発する必要がない。妥当性検証済みのXGERMインスタンスは,ソルバー起動に必要な入力データに変換可能であると考えられる。(著者抄録)