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J-GLOBAL ID:200902267362530901   整理番号:08A0749524

melanophlogiteの熱容量とエントロピー:天然で分子が保持しているポロシル

Heat capacity and entropy of melanophlogite: Molecule-containing porosils in nature
著者 (3件):
資料名:
巻: 93  号:ページ: 1179-1182  発行年: 2008年07月 
JST資料番号: A0384A  ISSN: 0003-004X  CODEN: AMMIAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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2種の異なった分子を包有したmelanophlogite,組成はカリフォルニア産が46SiO2・1.80CH4・3.54N2・1.02CO2およびシシリー産が46SiO2・3.59CH4・3.10N2・1.31CO2,および熱処理して分子を持っていない試料,組成はSiO2,について5-300Kの間でマイクロカロリメトリーの測定を行った。分子を含まない試料の標準エントロピーは46SiO2に対してSo=2216.3±6.6J/(mol.K),カリフォルニアとシシリーの値はそれぞれSo=2805.7±8.4J/(mo1.K)とSo=2956.8±8.9J/(mol.K)であった。298Kにおける分子を含まない試料の石英に対するエントロピーとGibbsの自由エネルギーはΔStrans=6.7J/(mol.K)およびΔGtras=7.5kJ/molである。したがって,SiO2系においては熱力学的な安定領域は存在しない。分子を含む試料と含まない試料のCpの差は,0から70Kで増大し,70Kから250Kで一定の値となる。天然での産状と熱力学的にデータから,分子を含むmelanophlogiteは準安定相として存在していると考えられる。melanophlogiteの産状や天然で他のポロシルが見られないことは構造を決めるような分子の役割のせいではないかと推測される。melanophlogiteについてはCO2やN2やCH4がその分子となるが,他のポロシルでは天然には少ない構造的により複雑な分子を必要としている。
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珪酸塩鉱物 
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