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J-GLOBAL ID:200902267648603345   整理番号:08A0918291

フィリピンの熱帯湿潤のレイテ島における第四紀後期の火山景観を通した土壌形成

Genesis of soils across a late Quaternary volcanic landscape in the humid tropical island of Leyte, Philippines
著者 (5件):
資料名:
巻: 46  号:ページ: 403-414  発行年: 2008年 
JST資料番号: C0611A  ISSN: 0004-9573  CODEN: ASORA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オーストラリア (AUS)  言語: 英語 (EN)
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フィリピンの熱帯湿潤のレイテ島において,若い火山景観を通した土壌形成と特性について調べた。丘陵地の第四紀後期の火山砕屑層から得られた5つの代表的土壌ペドン(P1~P5)について調べ,試料を採取した。その結果,本土壌は,土壌色が10YR3/3~10YR5/6,土壌構造が顆粒~亜角型など形態的特性が類似していたが,土壌厚および粘土含量が異なり,特に粘土含量はP3が他ペドンと比べて高かった。本土壌の多孔性は,下層土における等積風化と同様に非結晶性無機物の優位性および有機物の高含量に起因した。バックスロープ中央に位置するP3を除く,全ての土壌は,酸性,有機質炭素の高含量,交換可能塩類の低含量などの化学特性が同じであった。P3は,交換可能なカルシウムおよびカリウムが塩類に多く含まれていることから,高カチオン交換能を有した。アロフェン,針鉄鉱,フェリヒドライト,ギプサイトなどは,本土壌の主な粘土鉱物であった。主成分分析の結果,P3はP1,P2,P4,P5とは明らかに異なることが示された。土壌形成は,その土壌における親物質の風化し易さ,多量の降水量,排水性の良さなどから相対的に速かった。これらの結果から,熱帯湿潤環境下の若い火山土においては,地形学が土壌の展開に非常に影響することが示された。
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分類 (1件):
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土壌生成・分類 

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