抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,わが国の保育者養成教育での園芸・農業の利用促進のため,それらの授業に対する保育科の学生の姿勢,評価および要望について検討した.福島学院大学保育科で実施された園芸・農業の授業で,21名の学生に課題に取り組ませて経過を観察した.また,質問紙を用いて園芸・農業の授業における主なプログラムの評価について調査した.学生が個人研究の課題とした計画は,野菜を栽培して食べるが13で最も多かった.またその目的では,育てる喜びを感じるや,食べる喜びを感じるが多かった.学生によるプログラムの評価は,食べる行為を伴う収穫物の利用で高く,特に収穫した野菜でカレー(サフランライス付き)を作って食べたこと,収穫したイモを落ち葉で焼きいもにして食べたことの評価が高かった.実施しなかったプログラムの中で学生に希望するものがあるか回答を求めたところ,米作りが7で最も多かった.調査の結果,園芸・農業のプログラムは保育に役立つことが学生らにも理解されていることから,保育者養成教育におけるそれらの学習活動の普及が期待される.(著者抄録)