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J-GLOBAL ID：200902267849940714   整理番号：09A0715190

スピンギャップがあるMott絶縁体の端における超伝導:準2次元有機系ErMe₃P[Pd(dmit)₂]₂のNMR研究

Superconductivity on the border of a spin-gapped Mott insulator: NMR studies of the quasi-two-dimensional organic system EtMe₃P[Pd(dmit)₂]₂

著者 (6件)： ITOU T. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  OYAMADA A. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MAEGAWA S. (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  KUBO K. (RIKEN, Saitama, JPN) ,  YAMAMOTO H. M. (RIKEN, Saitama, JPN) ,  KATO R. (RIKEN, Saitama, JPN)
資料名： Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics  (Physical Review. B. Condensed Matter and Materials Physics)
巻： 79  号： 17  ページ： 174517.1-174517.6  発行年： 2009年05月 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 1098-0121  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 大気圧でスピンギャップがあるMott絶縁性基底状態を持つ準2次元有機系ErMe₃P[Pd(dmit)₂]₂の圧力-温度相図を¹³C-NMRにより調べた。圧力をかけると,このスピンギャップ絶縁性基底状態は絶縁体-金属転移まで保たれ,その直後,超伝導状態が現れた。これは超伝導相がスピンギャップ絶縁相の端にあることを示している。この相図を,超伝導相が磁気秩序相の端となる他の多数の相関電子超伝導体の場合と比較した。この超伝導はエキゾチックな起源と性質である可能性が示唆された。

シソーラス用語： *有機超伝導体 ,  低次元系 ,  二次元 ,  *状態図 ,  温度依存性 ,  圧力効果 ,  *炭素13NMR ,  スピン-格子緩和 ,  金属-絶縁体転移 ,  超伝導 ,  電子相関 ,  誘電体 ,  スピンギャップ ,  Mott-Hubbard絶縁体
準シソーラス用語： Mott絶縁体

分類 (2件)： 有機物系超伝導体の物性  (BM04024Z) ,  有機化合物のNMR  (BM07044Q)

物質索引 (2件)： 4,5-ジメルカプト(2-¹³C)-1,3-ジチオール-2-チオン ,  エチルトリメチルホスホニウム

タイトルに関連する用語 (9件)： スピンギャップ ,  Mott絶縁体 ,  端 ,  伝導 ,  2次元 ,  PD ,  DMIT ,  NMR ,  研究