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J-GLOBAL ID：200902267850468816   整理番号：09A1025945

実環境を考慮したコンクリートの凍結融解抵抗性の評価

著者 (4件)： 服部健作 (北海道コンクリート技術セ) ,  今井益隆 (北海道コンクリート技術セ) ,  中村拓郎 (北大 大学院工学研究科) ,  堀口敬 (北大 大学院工学研究科)
資料名： コンクリート工学論文集  (Concrete Research and Technology, Japan Concrete Institute)
巻： 20  号： 3  ページ： 11-20  発行年： 2009年09月25日 
JST資料番号： L1461A  ISSN： 1340-4733  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 実環境における冬期の凍結融解,夏期の乾燥あるいは湿潤環境,淡水と塩水環境を想定してJIS A 1148 A法の応用を試みた。これらの実験結果から,環境条件および試験液の違いがコンクリートの耐凍害性に及ぼす影響は顕著であり,凍結融解行程に常温水中環境を設けた場合は相対動弾性係数の低下が顕著となる一方で,常温気中環境を設けた場合では耐凍害性が著しく向上した。また,スケーリング試験であるRILEM CIF/CDF試験の結果と比較することでJIS A 1148 A法によるスケーリング劣化評価の可能性も検討した。本研究の範囲内で,質量減少率が5%以内の供試体においては塩水を用いたJIS A 1148 A法とCDF試験のスケーリング量に良好な関係が認められ,JIS A 1148 A法において,相対動弾性係数の評価とともにスケーリング劣化評価の可能性が認められた。(著者抄録)

シソーラス用語： *コンクリート ,  *凍結融解 ,  凍結融解試験 ,  性能評価 ,  凍害 ,  JIS【規格】 ,  乾燥 ,  湿潤 ,  国際機関 ,  塩水 ,  剥離 ,  凍結防止剤 ,  質量欠損 ,  試験装置 ,  肉眼検査 ,  動弾性係数 ,  曲げ強さ ,  圧縮強さ ,  残留強度 ,  引張強さ ,  割裂引張強さ ,  機械的性質 ,  強度
準シソーラス用語： RILEM【協会】 ,  スケーリング【剥離】

分類 (1件)： モルタル,コンクリート  (RA06042H)

引用文献 (26件)：

• 1) K.HATTORI, K.NINAGAWA, S.MIYAMOTO : Effects and Limitations of Deicing Chemicals on Snow Removal, 8th PIARC International Winter Road Congess Tromso-Norway, Vol. II, pp. 161-169, 1990
• 2) 服部健作,蜷川浩一,宮本修司:融雪剤・凍結防止剤使用に関する一考察,土木学会,第44回年次学術講演会講演集,pp. 228-229,1998
• 3) 今井益隆:コンクリート構造物の凍害調査,コンクリート工学,Vol.14,No.11,pp. 16-22,1976
• 4) 佐伯昇,鮎田耕一,前川静男:北海道における海岸および港湾コンクリート構造物の凍害による表面剥離損傷,土木学会論文報告集,第327号,pp. 151-162,1982
• 5) 林正道,鮎田耕一,猪狩平三郎:海水の作用を受けるコンクリートの凍結融解抵抗性,土木学会北海道支部,論文報告集,V-4,pp. 357-360,1978

タイトルに関連する用語 (4件)： 環境 ,  コンクリート ,  凍結融解抵抗性 ,  評価