抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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一分子内にアルキン部及びアルケン部を持つ基質の分子内Pauson-Khand反応(PKTR)で,効率的にビシクロ[5.3.0]デセノン骨格構築を構築するため,アルケン部の代替2π成分としてスルホニルアレンを使用して一価ロジウム錯体を触媒とするPKTRを検討した。この方法によりこれまで困難であったビシクロ[5.3.0]デカン骨格の効率よい構築に成功した。また,アレンを使用すれば,アルキルのみならずアルケンとのPKTRも可能になり,ビシクロ[5.3.0]デカン骨格や,通常のPKRでは構築困難な核間アルキル基を持つビシクロ[4.3.0]ノナン骨格を構築することができた。さらにビスアレン構造からは,テンプレートやジェミナル型二置換基効果に頼らずに,ビシクロ[6.3.0]ウンデカン骨格の構築が可能なことを実証した。